【華兵】†
覇王編で登場した系統:「華兵」を中心としたビートダウンデッキ。
BPが高いスピリットが多いので、基本的にバトルでは有利になる。
最大の特徴はバーストを封じる効果を持つスピリットがいるので、相手のバーストを気にせずアタックできることだった。
この効果を持つのは、鳥武帝スザクロス・ソウソー、ロウ・コウチュー、誓いの桃園のサポートを受けたバーバリ・チョウヒ、クマタカンウと大牙帝ビャクガロード・ソンケンのサポートを受けた【暴風】持ちであり、これらのカードを軸にデッキを組むことになる。
これらのカードは全てコスト5以上なので、緑のデッキにしては遅いデッキだが、その代わり終盤でも戦える。
バースト封じは当初はこのデッキの特徴だったが、時代の変遷とともに緑全体の特徴として広まったこともあり、この系統の優位性が失われてしまっている。
しかしながら今でも強力なスピリットが多く含まれており、現在でも十分通用するデッキを構築することも可能である。
華兵を持つスピリットは多くなく、剣刃編 第4弾:暗黒刃翼の小覇鳥ソンサホークを最後に登場が途絶えてしまっている。
また、このデッキのサポートを最大限に受けられる烈の覇王セイリュービが2013年3月23日の制限改定で禁止カードに指定されたことで、この系統で組む意義が大きく失われてしまっている。
スピリット†
- 中コスト
- バーバリ・チョウヒ
自身のBPアップ効果と、自分の覇皇、雄将に回復効果を与えることができる。
全ての効果が自分のアタックステップで発揮されるので、このデッキの攻撃の主軸となる。
中盤では、余ったコアをこのスピリットに乗せればコアに無駄がなくなる。
誓いの桃園の対象の1体であるのも重要である。
- 風の覇王ドルクス・ウシワカ
緩いバースト条件と強力なバースト効果を持ち、さらに【神速】を持つためこのデッキとの相性は非常に良い。自身のBPも高くバトルでも活躍できる。
しかし、華兵ではないので必須ではない。余ったところに採用を検討する程度で良いだろう。
- 高コスト
- 烈の覇王セイリュービ
かつてのキースピリットその1。
緑の新効果、【烈神速】を持つ。
この効果により、自分がコアを使い切ってスピリットのレベルが上げられない状況でも、トラッシュからコアを回収し自分のスピリットのレベルを上げたうえ、このスピリットをノーコストで召喚できる。
【烈神速】召喚後は、ただの高BPバニラになってしまうが、バーバリ・チョウヒ、誓いの桃園のサポートを受けることで、十分に強力なスピリットとして活躍できる。
2012年9月1日に制限カードに指定され、2013年3月23日からは禁止カードに指定されてしまい、現在は使用できない。
- 鳥武帝スザクロス・ソウソー
キースピリットその2。
バトル時にバーストを発動させない効果を持つ。さらに自分のアタックステップには、華兵を持つスピリットのBPアップすることができ、相手のスピリットの疲労による回復効果が発揮されるので、このスピリットはブロックされ続ける限り、何度でも回復できる。
華兵を持つスピリットのBPアップ効果は、自分の緑のスピリットの数に比例するので、いかにして、スピリットを並べられるかがカギになる。
コストが高いが、序盤でコアブーストをしておけば良いので、あまり問題ではない。
- コーカサス・リョフ・ビートル
最大級の華兵スピリット。
バースト条件は、少々相手を選ぶが一度フィールドに出してしまえば、その存在感は圧倒的。
アタック時にBP+10000できるので、バトルではほぼ負けることがない。
ブレイヴ†
- シンボル無し
- オオヅツナナフシ
緑では貴重なドローカード。合体時効果も優秀で、相手のドローステップでは必ず回復できるので、バーバリ・チョウヒなどに合体させて攻守ともに活躍させたい。
合体時BP+は低めだが、スピリットのBPは高いので問題ない。
ネクサス・マジック†
- ネクサス
- 誓いの桃園
必須カード。
【神速】のコストをフィールドからも使用できるようになるので、自分のスピリットのBPを落とさずにすむ。
重要なのはLv2の効果で、バーバリ・チョウヒ、クマタカンウ、烈の覇王セイリュービにバースト封じの効果を与えられる。この効果により相手のバーストを気にせずアタックできるので、バースト召喚を切り札にしているデッキをほぼ封殺できる。
- マジック
- 双光気弾
簡単に2ドローとネクサスorブレイヴ破壊が行える制限カード。
どちらの効果も緑には貴重なので採用が検討される。
- ストームアタック
緑の回復マジック。こちらも制限カード。
こちらのスピリットを回復させるだけでなく、相手スピリットを1体疲労させることもできるので、攻めにも守りにも使える。
- 烈風神空覇
フラッシュの相手スピリット3体を疲労させる効果は強力なので、バーストセットせずに単純に大型の疲労マジックとして使うのも有効。
- 双翼乱舞
赤のバーストマジックだが、バースト効果とメインの効果でデッキから4枚ものカードをドローできるので、採用されることが多い。メインの効果でも2枚ドローできるので、状況に応じて使いわけよう。
デッキの動かし方†
序盤はコアブーストを中心に、低コストスピリットを展開していく。双翼乱舞やオオヅツナナフシで手札を整えながら、相手の攻撃を凌いでいく。コアが溜まってきたら、バーバリ・チョウヒ、クマタカンウを中心に相手ライフを削っていく。相手の龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードが怖いときは、ライフを4まで削ってあとはキースピリットを待つのも良い。
終盤は、鳥武帝スザクロス・ソウソー、烈の覇王セイリュービなどで相手のバーストを封じながらアタックしていく。鳥武帝スザクロス・ソウソーは相手のスピリットが疲労したとき回復するので、ストームアタックを使うときは、鳥武帝スザクロス・ソウソー以外のスピリットを指定しよう。
序盤にコアブーストできないと、中盤以降に十分な動きができなくなる。
また、コアブースト要員はBPが低いので、序盤のバトルは少し不利。
誓いの桃園は強力な分、無いと攻撃力は下がる。ネクサスなので、赤相手だと破壊されやすいのもネック。
以上のことから、赤属性に弱い傾向がある。
また、鳥武帝スザクロス・ソウソーなどで封じることができるのはセットしているバーストであるため、手札のマジックには無力なので注意。
関連リンク†
デッキ集