【赤緑連鎖】†
●目次
【連鎖】の登場により、それまでシナジーのあまりなかった赤と緑を組み合わせる価値が生まれた。
新ツルギデッキ【ダークネスファング】の登場によって、当初は赤がメインの【地竜】だったが、アルティメットバトル04で緑側にも赤を意識したカードが登場。
アルティメットバトル04発売と同時に、究極編において【紫白連鎖】と共に環境トップのデッキとなった。
召喚時効果によるコアブーストと手札増強をベースに、環境に合わせた非常に柔軟なデッキ構築ができるのが特徴。
ただ、【緑青連鎖】・陰陽童・五聖童子等、アルティメットバトル07以降多く登場した召喚時メタ・コアブーストメタで動きが止まることもある。
このようなメタ効果を持つカードが多く登場したことで環境トップは退いたがなお強力なデッキであることに変わりはない。
【起導】軸などの派生型も作られるなど対応力も高い。
緑軽減や【連鎖:緑】を持つ赤のカード、赤軽減や【連鎖:赤】を持つ緑のカードを中心に採用していく。
赤のカードは緑に足りないドロー要素を、緑のカードは赤に足りないコアブースト要素を補うことでコアも手札も充実した運用が可能になる。
コアブーストメタを赤の除去で破壊し、破壊時効果や破壊後バーストを緑の疲労で無力化していく等ボード面での相互扶助性も高い。
赤寄りor緑寄り、ブレイヴ寄りorアルティメット寄りと構成の幅は広い。
スピリット†
- ピナコチャザウルス、ダーク・ディノニクソー
緑としても扱うことができるスピリット。
上記の3枚と違いこれらには赤の軽減シンボルしか無い。
最大軽減で0コスト召喚ができ、アタッカーの増量と【連鎖】発揮シンボルの確保が行える。
- ホムライタチ
赤緑版ボーン・ダイル。
メインステップで赤と緑のダブルシンボルになるため2色の軽減シンボルを持つスピリットの召喚が一気に楽になる。
コア除去効果への耐性も持つため、対紫性能も高い。
- 従士鳥ヒスイ
赤と緑の軽減を満たせば、リザーブのコア1個で【神速】召喚できる低コストスピリット。
- ブロンソードザウルス、タヌグリン
双光気弾が制限カード1になってしまったため、軽量なネクサス破壊効果として重宝するコスト3スピリット。
前者は召喚時にネクサス破壊、【連鎖】でコアブースト。
後者は召喚時コアブースト、【連鎖】でネクサス破壊とBP破壊ができる。
両者ともに軍港都市オステアなどの召喚時効果封じのネクサスは破壊できないので注意。
- リカオスパーダ、ガガン坊
【神速】持ちであり、前者は相手アタックステップで召喚されると二体疲労させ、後者は召喚時メタに引っかからずに赤スピリットを回復できる。
【赤緑連鎖】ならばコア運用もしやすい。
- ベアードイーグル
暴皇ティーズ・ドラゴンと同じサイズのアタック時ドロー効果を持ち、ライフダメージを放棄することでドロー枚数が増える。
終盤のダブル・トリプルシンボルスピリットで一気にライフを奪うこのデッキでは、序盤の些細なライフダメージは却って邪魔になるため有効。
とはいえ、奪うべきライフを奪わずに無駄にドローをしてしまうようなことはないように。
- ホムラチーター
召喚時でなく、スピリット/ネクサスを焼く優秀なスピリット。速攻型では必須。
- 賢龍ケイローン
スピリット焼き、ドロー、コアブーストを同時に行える効率的なスピリット。
比較的軽量の星将であり、BPも高くなるのでアタッカーにも向く。
このデッキ最大のアドバンテージ源だが、陰陽童には注意。
- 北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン
ブレイヴの召喚コストを踏み倒し、ドローもできる強力なスピリット。
赤と緑のどちらを採用するかはデッキ構成に合わせて選択できる。
- 緑の起源龍ヴィリジオラス
召喚時に相手スピリット/アルティメット3体を疲労させるだけでも強力だが、そのゲーム中回復させることができなくなるという強力無比なスピリット。
《封印時》効果も強力だが、《封印》持ちスピリットと同時に投入しなければいけないためおまけ程度に考えておく。
- はぐれ忍者ニジロウ
赤と緑の軽減を持ち、最大まで軽減すれば1コストで召喚できる緑スピリット。
召喚時にデッキからコスト3以下のスピリットを大量に展開できるため、専用の構築を行っておけば比較的安定して数押しすることができる。
- 怪獣王バーニングゴジラ
コスト6でありながらダブルシンボルを持つ。軽減も多く序盤から打点を稼げる。
コアを取り除けないデメリットがあるが、同時にコアシュートが通用しないため紫相手に強い。
エンドステップにコアが2個ずつ増えてゆきコアが8個以上になるとBP20000以下のスピリットを全滅させられるが、そこまで粘らずとも軽量ダブルシンボルのアタッカーとしても仕事を果たせる。
- 高コスト
- 金殻皇ローゼンベルグ
召喚時3コアブースト、アタック時【連鎖】2枚ドローでアドバンテージを稼ぎやすい。
ホムライタチや彷徨う天空寺院等で序盤から召喚でき、ダブルシンボルかつBPアップ効果を持つのも魅力的。
合体してアタックし続けるだけで相手とのアドバンテージ差を広げ続けられるほどの性能を持つが、単体では相手ブロッカーを退かす効果を持たないため、このスピリットをフィニッシャーとする場合はバレットファイアを温存しておきたい。
- 戦国忍者ソウルドラゴン・朧
緑単色ながらBP10000以下のスピリット破壊を行えるため、【装甲:赤】を突破可能。
アタック時効果はどちらもブロッカーの排除に向いている。
軽減も多く、召喚しやすい。
- 蜂王フォン・ニード
召喚時3コアブーストと大量疲労と連続攻撃が可能。
アタック時効果を持つブレイヴとの相性が良く、余ったコアを十分に活かすこともできる。
アルティメット相手には効果・BPともに不足気味なので、環境次第では上記の金殻皇ローゼンベルグで事足りることも多い。
- 始甲帝
ライフ3以下という条件付きだが、【バースト】召喚できるダブルシンボルスピリット。
疲労効果・召喚効果・回復効果を持ち、劣勢の状況からでもワンチャンスで逆転可能。
上記のフィニッシャー2種や六分儀剣のルリ・オーサなど、殻人が自然に入るので回復効果を使いやすい。
- ジェネラル・ドラゴン
召喚時の焼き効果でコアブースト阻止スピリットを焼ける。
また、除去が困難なアルティメット・ドン・ディエゴッドも破壊できるため強力。
バーストセット時の効果でこのデッキに苦手な召喚時効果対策ネクサスを破壊できるためこのデッキの弱点を補ってくれる優秀なスピリット。
- 五賢龍帝ネルウァ
コスト9のダブルシンボルスピリットだが、自身の効果でコストを5に変更できるため序盤からダブルシンボルにものを言わせアタックを仕掛けられる。
アタック時効果のブレイヴ/ネクサス焼きも優秀であり、本来のコストを払った際の疲労効果を無いものとして見ても非常に優秀。
アルティメット†
ブレイヴ†
- 鳥獣魔神
赤と緑の軽減を持つ異魔神ブレイヴ。
左右どちらの効果もアドバンテージを稼ぐという意味では非常に優秀。
緑のブレイヴでありながらBP破壊効果を持つため、機巧犬キシュードッグなどの小型で【超装甲:赤】を持つスピリットに対し有効に働く。
また、先行1ターン目から召喚してシンボル源とできるのも魅力。
- 兜魔神
鳥獣魔神と同じコスト・軽減を持つ。
こちらはドローやバースト封じが可能。
- 牙魔神
赤と緑の軽減を持ち、コスト3以下のスピリットに合体できる異魔神ブレイヴ。
置物になりやすいホムライタチなどの軽減要員をアタッカーに仕立てあげることができる。
合体条件の関係上、ある程度低コストで固めたデッキを構築する必要がある。
- 火魔神
赤と緑の軽減を持ち、コスト3以下のスピリットに合体できる異魔神ブレイヴ。
合体時のアタック時効果でドローとコアブーストを選択できるため、確実なアドバンテージの確保を約束してくれる。
こちらも合体条件の関係上、ある程度低コストで固めたデッキを構築する必要がある。
ネクサス・マジック†
- 天空を貫くバリスタ
1ターン目から出せる赤緑のダブルシンボル。軽減の多いこのデッキを安定して回転させられる。
1ターン目にこのネクサスを配置し、翌ターンにホムライタチを召喚することで即座に赤と緑のシンボルが2つずつ確保可能。
効果はほぼオマケのようなものだが、数値自体は馬鹿に出来ず、対アルティメットやミラーマッチで役に立つ。
- 彷徨う天空寺院
コスト8以上のスピリットカードの召喚コストを軽減できるダブルシンボルネクサス。
各種フィニッシャークラスの大型を召喚しやすくできる。
便利だが複数枚引いても腐るだけなので、採用枚数は抑えるのがベター。
- 十二神皇の社
彷徨う天空寺院同様、コスト8以上のスピリットカードの召喚コストを軽減できるネクサス。
軽減できるコストはあちらの方に分があるものの、配置コストの少なさや防御の面での信頼性など、あちらよりも優れた点も多い。
デッキの動かし方†
【連鎖】を利用してアドバンテージを稼ぎつつ、コアブースト・シンボル増加・多軽減を利用して速やかに大型スピリットに繋げる。
ホムライタチからの六分儀剣のルリ・オーサ、暴皇ティーズ・ドラゴンの流れが定番。
最終的には金殻皇ローゼンベルグなどの大型のスピリットを並べて力押し。
アルティメットバトル04で登場した最初期のタイプは、コアブースト効果の大半とネクサス破壊は『このスピリットの召喚時』に依存しているため軍港都市オステア、五聖童子などの召喚時効果封じだけで止まってしまう。
特にアトライア・ハイドラを筆頭に『このスピリットの召喚時』メタを大量投入した【緑青連鎖】は天敵。
ネクサス破壊のマジックやアタック時効果を用意しておきたい。
近年はイケメン双子カストル&ポルックスや怪獣王バーニングゴジラなどを主力として『このスピリットの召喚時』を極力排除した構築も可能だが、そのぶんアタックで隙を晒しやすい点に注意。
また、コアブーストメタでお馴染のドン・ディエゴッドやデッドエンドフィールド、龍面鬼ビランバなどを出されると動きが悪くなる。
赤のBP破壊効果を採用することでこれらを破壊できるような構築にしておく必要がある。
特にメインステップにコアブーストを行うカードは陰陽童に弱く、アタックステップ中のコアブーストを主軸とする構築も考慮しておこう。
デッキの派生系†
連鎖:緑を持つカードが多く、混色サポートも多い地竜を中心としたデッキ。
赤ベースに緑を組み込む形が多い。
【赤緑パピヨン】†
赤軽減、【連鎖:赤】を持つ大型スピリット蝶の女皇帝グレイス・パピヨンを使用するデッキ。
詳細は【グレイス・パピヨン】で解説。
【赤緑連鎖起導者軸】†
豊富なドローで手札を揃え、コアブーストから早くに【起導】を決めるデッキ。専用スピリットも登場し、強力。詳しくは【起導者・Sバースト】、【赤緑連鎖起導者軸】参照。
【ゴジラ】†
コラボブースター【怪獣王ノ咆哮】で登場した赤と緑の軽減を持つ古竜である名称:「ゴジラ」を含むスピリットを主軸に据えた型。
怪獣王バーニングゴジラを主力に、結晶地帯や怪獣王出現などのサポートカードを採用する。
通常の【赤緑連鎖】用の非ゴジラカードをどれだけ採用するかはサポートカードの塩梅と相談したい。
【古竜】も参照。
【赤緑速攻】†
合体条件がコスト3以下で、擬似シンボルによる打点を確保できる牙魔神をキーカードに据えた速攻型のデッキ。
十二神皇編 第2章で登場以来研究・使用されてきたデッキだが、《煌臨》の登場で牙魔神と大型スピリットの共存が可能となった。
牙魔神をドローできなくても速攻で勝負を決められるように構築しつつ、要所要所で《煌臨》を使いアドバンテージも確保していく。
その他†
同時期に登場・隆盛したデッキ。
このデッキと同じく赤と緑を主軸としているが、【連鎖】を始めとするこのデッキのキーカードは殆ど採用されない全く別のデッキである。
参考レシピ†
関連リンク†
デッキ集